はぴひび

文系/院卒/女/総合職挫折/現在一般事務兼主婦

右往左往することすらできない思考力

人生は意外と右往左往だ。

何が正しく、何が楽しいのかすら分からないから、隣の芝も青く見えるし手当たり次第に良いと言われたものを試してみたりする。

今は英語を勉強しようとしているけれど、使う予定もない英語を勉強してどうするんだ、不必要だとさえ思ってた時期があったし、まぁ実際、不必要なんだろうなぁと心の片隅で思っていたりする。そのせいかどうかは分からないけれど、やっている割りに進捗はぼちぼちといったところで、単なる読書となんら変わりないような勉強具合である(むしろ勉強といえるのか?)。

だからか、実際本気でキッパリ右往左往行動できる人なんてのはむしろいい方で、私たちのような凡人は思考が右往左往するだけで、何も行動していなかったり、あるいは右往左往したところで中途半端だったりする。仕事に追われてやっと退勤したかと思えば家事をせっせとやり、ほっと一息ついたころにはもう寝る時間だ。休日に何をしたいのかすら考える余裕はなく、それにより貴重な休日さえも何も出来ずあっという間に流れ去っていく。知人の1人に、文系卒で就職するも1ヶ月で辞め、現在国立大学の医学部生がいるけれど、彼のように右往左往できる人は『人として格や能力が違うなぁ』なんて思う。彼はたぶん、ぼんやり単語帳を読んだりなんかせず、期間と目標を決めて、日々濃密に過ごしてきたに違いない。

 

その一方で、学生の頃からやりたいことが分かっていてそれ一筋で過ごしてきた人を羨ましいと思う。右往左往せず、ただひたすらに一つのことに注力できるだなんて、なんて幸せなんだろう。彼らにとっては、何が正しいか、何が楽しいかなんて思考にのぼりさえしない。ただ やるだけなのだ。ひたむきに、それだけを継続して行ってきた人の、なんと尊いことか。

 

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なんだか、霞みがかったように頭がぼんやりするなぁと思った1日でした。たぶんこんな調子で婆さんになっていくんだろう。