名言にがんじがらめになってしまっていた
名言が好きである。
偉人が言ったものから、何かしらの作品で述べられたもの、一般人の思いつきみたいなツイッターで流れたつぶやきなど、どんなものだって良いと思ったら好きになってしまう。
心が動いてしまうと、あっさりと自分の行動指針や座右の銘のようにありがたがって いくつもいくつも収集している。たぶんこれは、死ぬまで直らない。
この収集癖は、まぁ、楽しい趣味というふうに思っていたのだが、最近、名言にがんじがらめにされている気がしてきた。
というのも、行動指針や座右の銘となりうる名言というものは、言い切り口調の物が多く、その内容も極端である。だからこそ魅力的ではあるのだけれど、それぞれ逆のことを示す名言が揃ってしまったとき、どっちの名言を支持して進めばいいのかわからなくなってしまう。
そんなこと、その時・条件に合わせて臨機応変に行動すればいいのに、動けなくなって、結果 何もしないを選んでしまう。
だからきっと、その言葉を鵜呑みにしないで、その言葉が本当に正しいのか徹底的に批判するなり経験するなりして、真に納得しないといけないのだろうなぁ。
当たり前のことだけど、全然わかってなかったな。