はぴひび

文系/院卒/女/総合職挫折/現在一般事務兼主婦

超スゲェちゃらい法華経を知りたいか?

 

現代日本語訳 法華経

現代日本語訳 法華経

 

 

 

なんとなく知っていなくちゃいけない気がするけれど、どうも手を出しづらい分野といったら宗教だろう。

凄惨な事件により宗教という大きな枠組みそのものを知ろうとすること自体がタブーになっている嫌な空気感は、私の思い過ごしなどではなく確実に存在する。恐怖することで知ること自体を恐れ、そして知らないからこそより恐怖する。そんな悪循環の中で、「それでも知らないままでいいのだろうか」という自問自答はほんのわずかだけれど幾度となく繰り返されていて、そんなタイミングで『これ読みやすいからいいよ』と古い友達からすすめられたのが、これだ。

 

本の冒頭にもあるように、何の予備知識もなく読めるようになっている。前半が現代語訳で、後半に第二部という形で解説がついている。

前半の現代語訳は、まぁ単に現代語訳しただけで、"だけで" と言ってもそれはとても読みやすいのだけれど、『で?何がいいたいの?』状態になってしまうので、章ごとに現代語訳と解説を交互に読み進めていくことをおすすめする。

 

まぁなんというか、法華経は、誰でも仏になれるよ、大丈夫だよ。来世頑張ろうや。みたいなファンタジー的内容で、ここに出てくる登場人物全員鬱か?って感じ。

信者獲得のために俗世的な内容継ぎ足しちゃうし、インパクトのためにジャンプよろしくスゲェのインフレ起こってるし、なんだか何でもアリなゆるゆる宗教であることがよく分かる。過去に焼身自殺する人がいたりして、実際の法華経はどうなのかは分からないけれど、この現代語訳版を用いて純粋に法華経を読んだ限り、私たちの思っていた法華経の違う一面が見えてくる。

 

個人的にはこの般若心経の方が分かりやすくて手っ取り早くて好きだけれども

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