はぴひび

文系/院卒/女/総合職挫折/現在一般事務兼主婦

転職活動について

こんにちは。かつです。

転職活動をしようと公務員試験の申し込みをしたら年齢制限に引っかかっていることに申し込みページでエラーが出るまで気付かなかったことがあります。

 

結局公務員試験を受けるのがそれで面倒になって公務員試験は受けずに民間へ転職をしたのですが、今転職を考えている人の力になれたらなぁと、現在転職について考えている人、何から始めたらいいか分からない人の力になれたらなぁと思います。

なお、私のこの経験は2016年4月~2016年12月ごろまでのことです。したがって、当時の就職率だとか当時からみた日本の未来がどんなものか考慮した上で参考にしていただけるとなお嬉しいです。

 

<<本記録の総まとめ>>

①転職サイトに登録しよう(メールは鬱陶しいけど3社くらい登録)

②転職エージェントをつけよう

③転職後は人生の満足度が変わるよ!

 

 

  1.  転職を決意するまで
  2. 転職活動(書類選考)
  3. 転職活動(面接)
  4. 転職をしてどうだったか

 

 

1.転職を決意するまで

前職の職務環境と自分の状況についてお話します。

前職は、入社2年目で年収500万ほどもらえるところでした。しかしながら全社的に長時間労働、朝の8時半から夜の8, 9時に退社するようなところでした。業界的に労働時間や残業時間の多いところだったので、私の配属された部署は他部署に比べて帰宅時間が早く 退社の日付がまわるだの朝の3時にようやく退社しただのということが同期に比べて一切なかったので割とマシな部類にあたりました。

1日や2日に一回くらい外で行う業務があったことをのぞいては、ほぼ室内でひたすら書類やpcと向き合うものだったので、肉体的な疲労というよりは、精神的な疲労が強かったように思います。

学生のころは毎日22時に研究室を出る生活だったので、長時間労働はやれるだろうと思いこの業界へ行ったものですが、人や時間に追われながら仕事をする苦痛や、『この仕事に向いていない』『お前の給料を払うくらいならアルバイトを雇った方がマシ』『今回の席替えで私と座席が離れてよかったね』『今すぐ帰れ』といった暴言の数々、私の触った書類をあからさまに避ける、私の渡した書類を投げつけるといった精神的暴力によって、

 

朝食が食べられなくなる

→出勤前にトイレで吐く

→夕飯が食べられなくなり、食べたい物もなくなる

→毎朝5時に目が覚める

→日曜の夜に癇癪を起して泣き出す

→性欲がなくなり彼氏と喧嘩する

→生理が来なくなる

→生理がやっと来たと思えば2週間ずっと続く→……

となり、転職することにしました。

 

……ずいぶんと私情が混じってしまいましたが、ここまで淡々と書けるようになるまで多くの時間と労力を費やしたものです(しみじみ)

毎日吐きながら仕事するのは普通なのかな、働くのは大変だって親もよく言うからこんなものなのかな、等々思っていて、転職するまでの決断が遅れてしまったことが唯一の後悔です。

 

 

よって、特に転職を決意する日などという出来事もありませんでした。

 

ある日、会社へ行くためのモチベーションがわかなくなり、これは現状を打開するだけの策を講じていないからだと思ったので、なんとなく転職サイトへ会員登録したことが始まりです。(3社くらいに登録した)

後輩が『私のときは就活は楽勝で、友人もそこまで苦労せず内定を複数持つのが当たり前でしたよ』と話していたことが、転職サイトへの会員登録のきっかけといえばきっかけです。

いつでも辞められる、現状を改善するために私は1歩1歩前へ進んでいるのだという感触を得るために、ツライなーと思うごとに、履歴書のスペースを埋めていきました。名前、年齢、出身校、資格……すべて埋まるのに数週間と必要ありませんでした。すべて埋まったら志望動機を書いて、適当な会社へエントリーしてしまうのです。お昼休み、トイレ休憩、退勤時、、それぐらいのことを書く隙間時間はたっぷりありました。

 

2.転職活動(書類選考)

ヘッドハンティングを除き、転職活動では主に書類選考があって面接という流れとなります。私は現状の苦痛は長時間労働によるものだと考えたため、定時帰りの職を探しました。根本原因は人間関係ではありましたが、定時帰りであるならば耐えられると考えたからです。

まだ入社して2年目、しかも所有している資格が運転免許くらいだったので、書類選考は難航しました。入社2年目ではあっても院卒であることから年齢は高めであること。ひたすら働くことに疲れていたので楽そうな事務職がよかったこと。土日祝日休みの定時帰りがよかったことから、そんな条件下で事務経験のない年増を採用するインセンティブがわかないのも分かります。

割と高頻度で書類選考は落ちましたが、10回ほど出したころ、電話面接を申し出てくれるところがありました。

 

 

3.転職活動(面接)

そこは特に人を採用しているという訳ではなく、転職エージェントでした。面接も対面ではなく電話で対応してくれるということで、たいへん助かった記憶があります。しかもそのタイミングで、(年に1度あるかないかの)外部での研修参加のため、社外にて電話する時間がとれたことで平日勤務時間内に15分電話できる時間的余裕ができました。

電話をしてみると、さすが転職のプロと言いますか、転職市場に関する情報をたくさん持っており、たいへんためになったものです。

4月からの勤務は、新卒採用と差別化ができないので中途採用では募集が少ないこと、土日祝日休みがよくて土日に面接をしてくれる企業は少ないこと(遠方へ面接へ行く人を除き、現職近辺で転職活動する人などは、午前中に風邪で体調不良ということにして、面接後に遅刻して出勤するなどするそう)、また、事務への志望動機を聞いてもらった上で、『院卒なのに事務職へ行く根拠に乏しい。高卒でもいたりするから』などアドバイスをもらったりしました。

エージェントの方もとても親密で、相談しやすかった印象です。

こんなにもためになる人たちがいるのに、あまり話題にならないのだから不思議なものです。

それからはエージェントの方が仕事を探してくれたり、私の方も私の方で、エージェントの方のアドバイスをもとに志望動機の内容を工夫したりして、面接までいくようになりました。

面接については2社受けて1社だけ受かり、そこに決めてしまったのであまり分かりません。しかし、就活は企業側から企業情報をくれるのに対し、転職は自ら企業情報を入手しなければならないと思いました。それでもまぁ、タウンワークで仕事情報を探すことに比べたら、いまは企業ホームページがあったり評判をsnsで検索できたりと、楽に活動できるようになったのだろうと思います。

 

4.転職をしてどうだったか

内定が出た翌日には、会社の課長に『課長、お話があるのですが』と深刻な表情をしながら申し出て退職の旨を伝えました。

退職理由としては結婚と転職先が見つかったからという理由と、勤務時間が長すぎて体力的に続けられないことを言い、特に人間関係が問題だということは伝えませんでした。面談にて人間関係がうまくいっていない旨は課長に相談済みだったことと、それに対する課長の対応が『まぁ、それも仕事だからね』だったから課長の理解を得ることは難しいと考えたからです。(まぁ、それもその通りだけれど、人をマネジメントをするのが課長の仕事でしょう、という私の考え方とずれがあったのもあります)

人不足であることを課長に嘆かれもしましたが、『そうですねぇ』しか言わなければそれで済みました。役職のある人たちは人数や仕事内容の管理も含めての給料をもらっているはずなので、人手不足に対応するのは管理職の仕事の一つですし、単にぼやきを聞いてほしかっただけなのだと思います。人事部長と脅迫めいた面談がありましたが、その時にほぼ名指しで人間関係の悪さを伝え、それでも辞めるということを言い張ると終了しました(仕事量が多いのに人事部長とくっちゃべってる暇はないと職場の先輩からもっともらしい連絡が来て脅迫面談は強制終了しました。)。

引継ぎも、特に業務内容が担当制ではないことから後輩に引き継ぎやすく、また他の先輩方もみなさん詳しいということで、特に引継ぎの苦労はなかったように記憶しています。

退職した後は、ピアスの穴をあけるなど余暇をすごしたり、年金の手続きを行ったり、引っ越しやそれに伴う水道・電気・ガスへの連絡、退去する際の不動産屋さんとの立ち合いをしていたら2週間なんてあっというまでした。

それから2週間くらいたって、転職先の研修に参加したり働き出したり、それでいて定時帰りができたり、人間関係が最高すぎて仕事中に涙目になったり、転職してよかったと思います。お給料は激減しましたが、体を壊して病院で万単位でお金を使うことに比べたら、健康で低収入の方が満足度的によかったので、個人的には転職成功だと思います。

 

<<本議事録の総まとめ>>

①転職サイトに登録しよう

メールは鬱陶しいけど3社くらい登録しよう。転職サイトによって強みのある職種などが違うのか、出てくる会社も異なっているように感じました。マイナビリクナビとらばーゆなど、いろいろあります。転職サイトもいろいろあるので、「違うなぁ……」と思えば別の転職サイトをあてにしてもよいと感じました。

 

②転職エージェントをつけよう

転職エージェントをつけてから私の転職活動は動き出しました。転職エージェントは、紹介した企業に転職者が入社すると金銭が入る仲介業みたいなかたちで儲かってるそうですので、特に怖がる必要なんてないと思います。結婚も視野にいれている、東京の方がイベントが多くて楽しいなど、いろいろ言いづらい転職理由もぶっちゃけることで、転職エージェントの豊富な言い回しを拝借することができます。転職活動は一人ですることが多いですから、自分の味方ができた気がして精神的に安定したのもよかったです。

 

③転職後は人生の満足度が変わるよ!

年収が下がる転職活動者を人生ドロップアウト組のように形容して、転職を思いとどまらせる記事が世の中には多いように感じました。確かにそのような言論も大事で、ジョブホッパーになってしまった際の人生の詰み具合を考えると、安易な転職活動は自らの価値を下げる愚かな行為なのかもしれません。しかし、体調に不具合が出てきている、仕事の内容に不満がある、そんな「転職かぁ」と考えた人たちの背中を押す、世論とは真逆の記事が一つでもあったらいいなと思いました。

現在は日々満足に生活していますが、今後「お金は大事だった」「入院しても前職を続けるべきだった」と思う日が来るのかもしれません。しかしながら、今の私は当時の私の選択をベストだと考えています。人は現時点での情報をもとに最善を目指すことしかできません。そしてその行動を起こした末にベストだと思える日が一日でも増えたのなら、それは成功なのではないでしょうか。

 

この記事を読み転職をして、「転職をしてよかったな」と思える人が、一人でもおりますように。