はぴひび

文系/院卒/女/総合職挫折/現在一般事務兼主婦

半年でTOEIC 600点を取る方法

ブログを書いていると、身を切り売りしている気分になるらしいので、新しいことを初めてそれを記事にするということをやってみました。

新形式のTOEIC600点ならまぁそれなりに記事を書いてもいいかな、とか。

 

*実際のところ目次の 0. なぜ英語の勉強を行ったか は、読まなくてもいいです。読んでも点数が取れるようになるような貴重な情報は特になく、単に私が書きたいことを書いているだけなので……。

 

 0. なぜ英語の勉強を行ったか

 1. 勉強をする上で購入した書籍

 2. 勉強時間捻出のタイムライン

 3. 結果

 

 0. なぜ英語の勉強を行った

 0-1. 英語いらんくない?

英語ほどに、全国民に対して行えるぼったくり商売もそうそうないだろうと思います。

文法・単語・そもそも文字自体が日本語とかけ離れており、使用頻度もほぼ0%。

それなのに、国民の大多数が『英語ができる』ということに一目置き、謎の必要性を覚えている本当に謎の言語です。

ニュースも書籍も、必要になるようなものはほぼ翻訳されており、「自国の言語で議論することは不可能だから英語を用いて研究している」という研究者の話は耳にするものの、日本の研究者ではそのような話は聞かないですし。

しかも、英語を用いて自主的にお金を生み出せるようになって初めて英語が有効活用されるというのに、英語でないとできないビジネスがそもそも思いつかない程度の貧困発想力では無用の長物と言っても過言ではありません。

それなら日本語能力を磨いて、年相応の敬語が使えるとか語彙を増やすことに時間を割いた方が、この日本社会では恩恵をもたらしてくれる気すらします。

この「恩恵をもたらしてくれるだろう」という言い回しも、完全に英語学習の弊害みたいなもんですよね。(分かりにくいので)

なんなら、マンツーマン英会話教室「G●BA」で流暢な英語が話せるようになった結果、

『あ……これ、方言と東京弁の使い分けやってるだけや……。東京弁の言い方分からんときに別の言い回し考えたりすんのとおんなじや。これの英語バージョンや。これって完全に、お金払ろて友達やってもらっとんのと変わらんやんか……』

という虚無を感じたこともあります。

あの虚無……たぶん、一生忘れない。

 

 0-2 正直英語なんていらんけど

でもまぁ、そこまで話せたのは今はもう昔の話。

言語の忘却スピードは馬鹿にできないもので、私などネイティブスピーカーであるはずの方言で敬語がしゃべれなくなりました。

生まれたときから接してきた言語すら忘れるのですから、外国語を覚え続けられるワケないですよね。

そして、現在一般事務をやることで、年に数回ほどのペースで外国からの電話を受けるようになりました。

英語で金は生み出せずとも、一般職のような私はある程度の英語が聞けて、それこそ適度に通訳できたらこれからの時代、生きていけるのではないかと思いまして。

もちろん、グーグル先生がもっと使いやすい翻訳機を大衆向けに安価で販売してくれれば 不要なスキルにはなるのですけれども。

そんな感じで、ブログのネタ作り兼、趣味として学習を初めたのでした。

 

 1. 勉強をする上で購入した書籍

  1-1. 使った本

 

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

 まずはコレ。

買え、ゼッタイ。

学生の頃も新形式になる前のTOEICを3回ほど受けたりしましたが、この単語帳を使っていなかったのが痛かったです。

まず何がいいか。

 

 ①とにかく出る

マジでとにかく出るし、この単語帳に載っていない単語は覚えなくていいです。

600点目指すくらいならこの単語帳を丸暗記するだけで読めます。

読めない問題は上級者向けの捨て問だと思って、その問いは割り切って次の問題に進んだ方が点が取れます。

 

 ②TOEICの世界が分かる

これは立ち読みでもいいのでパラパラめくってみるとご理解いただけると思うのですが、TOEICサビ残なんてものはなくて、とても優しい世界が広がっているということがよく分かります。

 TOEICがどのような世界を想定しているのか分かれば、問題文や会話の内容がイメージしやすく下手な勘ぐりで点を落とすことも減るはずです。

 

 

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

 
TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

 
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

 
公式TOEIC Listening & Reading 問題集2

公式TOEIC Listening & Reading 問題集2

 

 次に公式問題集。

時間が許す限りぐるぐる回せ。

問題覚えてるとか上等。

むしろ覚えて英語の文章を暗記しまくれ。

言語はその言い回しを知っているかどうかがカギです。

私の使うこの言い回しも、あなたの使うその言い回しも、いつかどこかで聞いた・見た言葉のはずです。

英語もそうで、「GA●A」でやったことも、ひたすら使用頻度の高い例文を覚えて使う感じでした。

言語の限界は世界の限界であるという話をしたのはウィトゲンシュタインだったと思いますが、私たちは言語の限界までしか世界を認識できないので、言語(言い回し)を増やしていくことが肝心です。

いやまぁ、ウィトゲンシュタインは後々、「言葉は定義変わるしこの理論ちがくね?」と言ったらしいですが。(後期の本は未読ですゴメンナサイ)

 

 

ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む (ちくま学芸文庫)

ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む (ちくま学芸文庫)

 

 (↑この本もマジでいいので読んで……。修論が書けなくて文字通り死にそうなときに読んで元気でたから……)

 

とにかく上記問題集をやりまくってください。

特に問題集の3(緑の本)は、リスニングがアプリでダウンロードできるので、出先で机と椅子があればリスニングできるのでとても使い勝手が良かったです。

 

 1-2. 使わなかった本

なぜ使わなかった本を載せるのかというと、TOEIC890点取得の旦那さんに『使ってよかったから使うといいよ!』と言われたのに飽きて使わなかっただけだからです。

勉強好きはできるのかもしれませんが、こちとら一般庶民。

数少ないやる気をいかになだめおだてて膨らませて、なおかつ英語学習に割り当てるだけでさえ、活力を使うので。

 

1日1分! TOEIC L&Rテスト千本ノック! (祥伝社黄金文庫)

1日1分! TOEIC L&Rテスト千本ノック! (祥伝社黄金文庫)

 

 夫『TOEICの最初の文法問題は満点でいく予定だったから、これで練習したよ。通学時間や寝る前に読んだけど、本当に即効性あったよ』 

 

 

解きまくれ!リスニングドリル―TOEIC TEST Part3&4 (イ・イクフンのStep by Step講座)

解きまくれ!リスニングドリル―TOEIC TEST Part3&4 (イ・イクフンのStep by Step講座)

 

 夫:『若干なまりがあるけど、リスニングスピードも速いしなまりによる聞きづらさからブーストしてリスニングレベルを上げられたよ。レベル3のときにレベル10の敵の出てくる森でレベル上げする感じ』

 

 

2. 勉強時間捻出のタイムライン

2-1. 朝の通勤の電車や、駅のホームのベンチで出勤前に金フレーズ(単語帳)を読む

朝の通勤時間の電車や、早めに家を出られた時に駅のベンチに座って単語帳を読みました。

目標1日100語。

明日覚えてなくても問題ないので、とにかく1分だけでも単語を暗記できたら良しとして次のページに進みました。

結構きついですが、ここが一番の山場でしたので、ここを乗り越えればそれ以上にきつい英語学習時間はありませんでした。

 

 2-2. 帰りの電車では、英語のマンガを読む

朝にせっかく覚えた単語を覚えていない現実を直視するのはさすがにこたえるので、それに気づかなふりをして、(あまり大きい声で言えませんが)英語に翻訳された漫画を読んでいました。

私は日ごろジャンプコミックスを読むのですが、英語に翻訳された漫画がネットに多く転がっているんですよね。

特に、日本語で読んだあとなら英語の意味も割と分かりますし、何より英語学習を無理やりやらされている勉強のような感じがしなくて重宝しました。

『読みたい』という自分から湧き上がる欲求を満たすために、その手段として英語を理解しようとする感覚と言うのでしょうか。

完全に褒められた学習方法ではないので、真似しなくていいとは思います。

 

 2-3. 帰宅前に公式問題集を解く

会社が定時で終わるホワイト企業であること(ただし給料は激安)と、日ごろジムへ行く習慣があったため、ジムで運動を始める1時間前に問題集を解きました。

リスニングも筆記も、各々の問題は1時間あれば一通り問題は終わりますし、

月:リスニング(OR筆記)の問題を解く

火~金:問題の解説を読む

土・日:月曜に解いた問題の解き直し

というサイクルでやりました。

疲れた日は、とりあえずジムまで行って1時間問題をやってから、ジムで運動せずお風呂にだけ入って帰るという使い方をして、習慣づけました。

ジムには私の他にも勉強している社会人・大学生や、保護者と宿題をしている小学生がいて、浮いた感じがしなかったのもよかったのかもしれません。

あとお風呂だけ入って帰るおばあちゃんとかいっぱいいるし。

 

 2-4. 単語帳を一周するまでこのサイクルを続ける

 慣れるまではきついですが、慣れるとこっちのもんです。

あと、社会人になってからそこまで暗記など勉強をしていなかったので全然気付きませんでしたが、年取って時間の流れが速まってくると、『気付いたら継続してた』状態になるので、学生の頃ほど継続が苦じゃなくなってます。

実際やって苦だと思った方は、まだまだお若いので安心してください。

 

 2-5. 時間が許す限り単語帳をぐるぐる何周もする

3周目くらいから、びっくりするほど単語暗記が楽になってきます。

覚えにくいものはアプリをダウンロードして音声を聞いて音で覚えたり(音声を聞くのは1周目ですると時間がかかるのでやらない方がいいかと思います)

私は3周目くらいで覚えられなかった単語や、問題集をやっている間に出てきた読めない・且つ単語帳に載っている単語は単語カードに書くことで、歩いている時間に繰り返ししました。が、これは単語カードに書くという圧倒的に書く時間を要するので いいのかどうか分かりません。

ただ、歩きながら覚えると覚えやすかったので、歩きスマホならぬ歩き単語カードをやりました。

寝る前にササッと見た単語カードを翌朝 駅までの徒歩時間の中でもう一度すると、自分の暗記力が上がったみたいで気分いいのでオススメです(寝る前はめちゃくちゃ眠いけどねー)

 

 2-6. 外国人の集まるような場所へ参加してみる

正直なところ、このような学習方法を苦労なくするのは本当に難しいです。

多少忍耐が必要となることもあるかもしれませんが、でも忍耐がメインとなってしまうとそれはおかしな話で、ただ我慢すれば英語がわかるようになるかというとそうでもないことはわかります。

そのため、努力はしても苦労はしないように気を付けました。

「英語」というだけで、教科書の暗唱や高校時代の単語テストなどを思い出してしまい、ついつい苦労しがちですが、今はもう大人です。

余暇時間に苦労する必要なんてないんです。

ということで、嫌でも英語を使う環境に自分を放り込むことにしました。

 

TOKYO GAIJINS

http://www.tokyogaijins.com/

イベント盛りだくさんなので、暇ならやってみてもいいかもしれません。

とても緊張しますし、ある程度の英語能力はいりますが、まぁ苦労って訳でもないかなぁ……的な感じで。

あんまり参加したことはないんですけど、「ヤベー! 英語わかんねー! ヤベーー!!」と思うにはもってこいでした。

 

 

 3. 結果

 

f:id:katsuyanokatsu:20180714182256p:plain

改めて、千本ノックとリスニング、加えて長文読解をやらないと、ここまで止まりな気のする結果ですね。

ちなみに夫には、「あんなに勉強したのに……大丈夫?」と言われました。

 

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

もう飽きてしまったので今は英語の勉強をしていませんが、3か月分の試験でこんな感じだったということで。